

平安時代にはすでに日本に伝来していたと考えられています。
葉や茎にはピリッとした辛味があるのが特徴です。
この辛みはマスタードなどと同じイソチオシアン酸アリルという成分によるもの。
高菜は、主に漬物として食用されてきました。
「野沢菜漬け」、「広島菜漬け」と共に日本三大漬け菜として知られています。

βカロテンが豊富!
βカロテンは植物や動物に存在する色素のひとつで、 体内でレチノール=ビタミンAに変換されます。
活性酸素を抑えるとともに、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、 免疫力を高める働きがあるといわれています。
このβカロテンは漬物にすると水分が抜けるため、100g中の割合がぐんと上がり、 高菜漬け100g中に2400μgのβカロテンが含まれます。

高菜漬けの歴史
イヌイの高菜漬けは、三池高菜という品種を使用しています。
三池高菜は、旧柳川藩主・立花公によって明治後期に中国から導入された「四川青菜」に 在来種の「紫高菜」を掛け合わせたもので、紫色の入った大きな葉と厚い葉脈が特徴です。
中でも、瀬高町の高菜漬けは、分厚い肉質と特有の香気、ほどよい辛味など、 どの特徴をとっても他の追随を許さない最高級の高菜漬けとして高い評価を得ています。
瀬高町において漬物製造が盛んになったきっかけをつくったと言われているのが、 オニマル漬物の創業者である鬼丸寅次郎氏です。
明治37年、当時30才の鬼丸寅次郎氏は、瀬高町の野菜を漬物にして販売することを考え、 地域の農家に漬物用野菜の生産を推励。優秀な生産者には、自費で購入した、くわ、すきなどの 農機具を賞品として贈り与えるなど尽力し、今日の高級野菜生産地としての礎を築きました。

瀬高町はイヌイの発祥の地でもありますので、瀬高の高菜漬けならではの伝統製法をいまに受け継いでおります。
イヌイの高菜漬けは、現在、漬物語りブランドとしてネット販売をいたしております。ぜひ一度ご賞味ください。
